初恋(越谷達之助)
音楽教育家・作曲家・伴奏ピアニストとして活躍した越谷達之助(こしたに・たつのすけ)が、石川啄木の短歌15編に曲をつけて、「啄木によせて歌へる」として1938年に発表した歌曲集の中の第一曲です。
啄木の歌集「一握の砂」にある、
砂山の砂に腹這(はらば)ひ初恋のいたみを遠くおもひ出づる日
の歌に作曲したこの甘美な歌曲は越谷の代表作で、今なお広く愛唱されています。
映像は、MrUstimiakikiniasnnaさん(テノール)による独唱の録音です。深みのある朗々とした歌いぶりです。
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