歌劇「セビリアの理髪師」より“今の歌声は”(ロッシーニ)
舞台はスペインのセビリアで、青年貴族アルマヴィーヴァ伯爵が理髪師のフィガロの助けを借りて、恋人ロジーナを手に入れて結婚するという物語です。
詳細なあらすじ・登場人物はこちらを参照
本日は、全2幕から成るこのオペラのうち、第1幕第2場のアリア「今の歌声は」(Una voce poco fa)をお送りします。娘ロジーナが、恋する学生リンドーロ(アルマヴィーヴァ伯爵の変装した姿)に宛てた手紙を書いている場面で歌う、切ない恋の歌です。
Una voce poco fa,
qui nel cor mi risuonò;
il mio cor ferito è già,
e Lindor fu che il piagò.・・・。
少し前に聞こえたあのお声は
私の心の中にまで響きわたったわ。
私の心にはもう愛の矢が刺さっているわ。
リンドーロが射当てたからなの・・・。
映像は、イタリア人のメゾソプラノ歌手チェチーリア・バルトリ(Cecilia Bartoli, 1966- )による歌唱の模様です。
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ロッシーニ:歌劇「セビリャの理髪師」全曲(試聴可能)
「セビリャの理髪師」全曲上演のCD。現代最高のメゾソプラノ歌手、チェチーリア・バルトリが20代前半に録音し「天性のロジーナ!」と評された名盤。
ポートレイト~メゾ・ソプラノ・アリア集(試聴可能)
「今の歌声は」など、ヴェッセリーナ・カサロヴァが歌った有名オペラ・アリアを収録したCD。