ブログ番組「クラシック名曲アルバム」

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2009年元日開局。Youtubeにあるクラシック音楽の動画・録音を紹介。1日1曲、短くて聴きやすい名曲をお楽しみ下さい。

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歌劇「椿姫」より“乾杯の歌”(ヴェルディ)

 歌劇「椿姫」は、イタリアのオペラ作曲家ジュゼッペ・ヴェルディ(Giuseppe Verdi, 1813-1901)の代表作です。
 1853年にイタリアのヴェネチアにて初演されましたが、準備不足だったこと、最後に結核で死ぬはずのヒロイン役の歌手が太りすぎていたことなどから、初演は大失敗に終わりました。翌年の再演でようやく成功、その後人気が出て、今日では世界のオペラ劇場の中でも最も上演回数が多い作品の一つとなっています。

 このオペラの原題はLa traviata(ラ・トラヴィアータ、“道を誤った女”の意)ですが、日本では原作小説の題名と同じ「椿姫」(La Dame aux camelias、アレクサンドル・デュマ・フィス作)と呼ばれます。長編の原作から主要場面を要領良く拾って構成され、聴きどころに富んだ作品となっています。
 舞台は19世紀半ばのパリで、社交界の人気者である高級娼婦ヴィオレッタと、青年貴族アルフレードの純愛を描いています。二人は一度結ばれましたがアルフレードの父に反対されて別れ、最後に再会するもののヴィオレッタは結核で死ぬ、という悲恋の物語です。
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 本日は、このオペラから第1幕のアリア「乾杯の歌」(Libiamo Ne' Lieti Calici)をお送りします。冒頭、ヴィオレッタの屋敷でのパーティーでアルフレードとヴィオレッタが初めて出会う場面の歌です。歌を1曲歌うよう勧められたアルフレードはグラスを片手に情熱的に歌い、ヴィオレッタが加わってデュエットになり、さらに一同が加わって華やかに歌い上げます。
Libiamo ne' lieti calici,
che la bellezza infiora;
e la fuggevol ora
s'inebriì a voluttà.
Libiam ne' dolci fremiti
che suscita l'amore,
poichè quell'occhio al core
onnipotente va.
Libiamo, amore, amor fra i calici
più caldi baci avrà・・・。
 楽しい盃で酒を飲みほそう、
 美が花で飾る楽しい盃に。
 そしてはかなく去っていく時が快楽で酔いしれるように。
 楽しい盃で酒をのみほそう、
 恋が呼び起こす、あまいおののきのうちに。
 あのまなざしこそ、この胸には全能なのだから
 盃をほそう、盃を交わすうちに
 恋はより熱いくちづけを得るだろう・・・。

 映像は1986年、スロバキア出身のソプラノ歌手ルチア・ポップ(Lucia Popp, 1939-1993)と世界三大テノールの一人プラシド・ドミンゴ(Placido Domingo, 1941-)が共演したものです。

 

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by asapykadan | 2009-02-15 14:31 | オペラ・アリア