ブログ番組「クラシック名曲アルバム」

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2009年元日開局。Youtubeにあるクラシック音楽の動画・録音を紹介。1日1曲、短くて聴きやすい名曲をお楽しみ下さい。

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カテゴリ:室内楽曲( 12 )

 ジャン・シベリウス(Jean Sibelius、1865-1957)は、フィンランドの国民的作曲家です。交響曲や交響詩、ヴァイオリン協奏曲などの他、劇音楽・歌曲・ピアノ曲等多岐に及ぶ作品を遺しました。代表的な曲としては、交響詩「フィンランディア」や組曲「カレリア」などがあります。

 本日は、弦楽合奏曲「アンダンテ・フェスティーヴォ(Andante Festivo)」を御紹介します。
 シベリウスは1922年、サイナトゥサロ(Säynätsalo)製材工場の25周年記念祝賀会のためにこの曲を作曲しました。当初は弦楽四重奏曲として書かれました。その後1938年に、アメリカのニューヨーク・タイムズ紙から「1939年1月1日のラジオでフィンランドからの新年の挨拶としてこの曲を放送したい」という依頼を受けたため、ラジオで美しく聴こえるように弦楽オーケストラ版に編曲しました。現在ではもっぱら弦楽オーケストラ版で演奏されます。
 この曲は単楽章からなる小品で、演奏時間は概ね4分半です。曲名は「フェスティーヴォ(祝祭)」ですが、賑やかさ・軽快さは全くなく、終始静かで穏やかな曲です。聴いていると、フィンランドの青い湖や森の姿が眼前に浮かんでくるようです。

 映像は、Lahti Symphony Orchestraによる演奏です。

 

【おすすめ音源】
 オーロラのささやき~北欧音楽の神秘の調べ(視聴可能)
 北欧音楽18曲を収録したCD。シベリウスの作品は「アンダンテ・フェスティーヴォ」「フィンランド讃歌」など5曲が入っている。
 Andante festivo (version for string orchestra)
 MP3ダウンロード。シベリウス自身の指揮による録音。演奏時間は標準よりやや長く、約6分である。
【おすすめ楽譜】
 No.302 シベリウス/アンダンテ・フェスティーヴォ (Kleine Partitur)
 弦楽オーケストラ版の楽譜。A5サイズ4頁。

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by asapykadan | 2016-11-28 22:33 | 室内楽曲
 オットリーノ・レスピーギ(Ottorino Respighi, 1879–1936)は20世紀前半のイタリアを代表する作曲家です。若い頃はヴァイオリン奏者やヴィオラ奏者として活動しましたが、その後作曲に転じました。19世紀末までオペラ一辺倒だったイタリア音楽界において、近代的な器楽音楽を開拓した重要な作曲家とみなされています。特に有名な作品には、「ローマ三部作」と呼ばれる一連の交響詩「ローマの噴水(Fontane di Roma)」「ローマの松(Pini di Roma)」「ローマの祭り(Feste Romane)」があります。

 レスピーギは近代的な器楽曲を多く作曲する一方、16~18世紀の古い音楽に関心を示し、古楽に基づく作品も遺しました。その一つが、「リュートのための古風な舞曲とアリア」(Antiche danze ed arie per liuto)です。
c0191149_16483115.jpg リュート(=写真)は、15~16世紀によく使われていた撥弦楽器です。レスピーギは、このリュートのために作曲された古い作品を素材として、近代的な管弦楽曲あるいは弦楽合奏曲を創りました。原曲の古風な気品を損なうことなく、そこから新鮮な響きを引き出しています。
 「リュートのための古風な舞曲とアリア」は第1組曲(1917年作)から第3組曲(1931年作)までありますが、本日は3つのうち最も有名な第3組曲をご紹介します。下記の4つの小曲から成る弦楽合奏曲です。
1.イタリアーナ(Italiana)
 16世紀末の作曲者不詳の曲に基づく、3/4拍子の典雅な舞曲。
2.宮廷のアリア(Arie di corte)
 16~17世紀に活躍したフランスのリュート奏者、ジャン・バティスト・ベサールの作品による。
3.シチリアーナ(Siciliana)
 16世紀末の作曲者不詳の曲に基づく、3/4拍子のシチリア舞曲。全曲中最も有名な曲。
4.パッサカリア(Passacaglia)
 ルドヴィコ・ロンカッリの「スペイン・ギター音楽集」の中の曲に基づく。

 映像は、2003年に行われた保科アカデミー室内管弦楽団倉敷公演における、第3曲「シチリアーナ」の演奏の録音です。低音のしっかり響く、力強い演奏です。

  
【おすすめ録音】
 レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア(全3曲)(試聴可能)
 イタリア合奏団による演奏のCD。明るくつややかでよく歌うイタリアの弦楽本来の味わいが新鮮に楽しめる。
 Antiche danze ed arie per liuto (Ancient Airs and Dances), Suite No. 3, P. 172: III. Siciliana: Andantino(試聴可能)
 MP3ダウンロード。アイルランド国立管弦楽団による演奏の録音。
【おすすめ楽譜】
 OGT-234 レスピーギ リュートのための古い舞曲とアリア 第3組曲 (Ongaku no tomo miniature scores)
 「第3組曲」全4曲のスコア(総譜)。

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by asapykadan | 2012-07-07 17:12 | 室内楽曲
 トマゾ・アルビノーニ(Tomaso Albinoni, 1671-1751)は、イタリアのヴェネツィアで活躍したバロック音楽の作曲家です。裕福なヴェネツィア貴族の家系に生まれたので、音楽家として生活上の苦労を強いられることが無く、作品を発表するようになってからも誇りを持って「アマチュア音楽家」を名乗っていました。
 生前はオペラ作曲家として知られ、50曲ほどの作品がありましたが、そのほとんどは消失してしまいました。現在ではもっぱら器楽曲の作曲家として認識されています。
 特に数々のオーボエ協奏曲がよく知られ、オーボエ奏者にとっては必須の曲群となっています。

 本日は、彼のオーボエ協奏曲のうち「変ロ長調Op.7-3」をご紹介します。この曲は、1716年にアムステルダムで出版された全12曲の協奏曲集「作品7」の第3曲です。アレグロ~アダージョ~アレグロ、の短い3つの楽章で構成されており、演奏時間は全部で約8分です。跳びはねるような軽やかな曲です。

 映像は、第1楽章アレグロの演奏の録音です。残念ながら演奏者は不明です。

 

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【おすすめ!】
 ファイナル・オーケストラスペシャル・ライヴ-オーボエ協奏曲集(試聴可能)
 世界有数のオーボエ奏者・宮本文昭(1949-)は2007年3月に引退した。このCDは彼の最後のアルバムであり、最初のライヴ・アルバムである。引退直前の2006年に行われたコンサートから、アルビノーニのOp.7-3他有名オーボエ協奏曲を3曲収録。
 Albinoni Oboe Concerti B-Flat: Op. 7 No. 3; D Major, Op. 7, No. 6; D Minor, Op. 9, No. 2
 Op.7-3など、アルビノーニのオーボエ協奏曲を3曲収録した楽譜。

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by asapykadan | 2010-09-18 20:44 | 室内楽曲
 ディヴェルティメント(divertimento)とは、自由な形式による娯楽的な実用音楽です。イタリア語の「divertire(楽しい、面白い、気晴らし)」に語源を持ち、明るく軽妙で楽しく、深刻さや暗い雰囲気はありません。主に18世紀後半、貴族の食事の席や祝賀の場などで演奏されました。

 本日は、数多のディヴェルティメントのうち、オーストリアの古典派音楽の作曲家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart, 1756-1791)の作品「ディヴェルティメント ニ長調 K.136」をご紹介します。
 この曲は1772年の初め頃、モーツァルトが16歳の時に作ったものです。彼は2度目のイタリア旅行から帰国した後、ザルツブルクで作曲に取り組んでいました。このイタリア旅行は彼の音楽観に多大な影響を及ぼし、表現力に豊かさが増しました。その成果が結実した作品の1つがこの曲です。
 Allegro-Andante-Prestoの全3楽章から成る弦楽4部の曲です。創作の動機や初演の時期などは不明ですが、旋律が流麗で美しく、16歳のモーツァルトの若々しい生命が溢れ出ているようです。
 
 映像は、アメリカ出身のユダヤ系ヴァイオリン奏者ユーディ・メニューイン(Yehudi Menuhin, 1916-1999)の指揮による、第1楽章Allegroの演奏です。かなり有名な旋律なので、誰もが一度はどこかで聴いたことがあるでしょう。

 

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【おすすめCD】
 モーツァルト : アイネ・クライネ・ナハトムジーク&3つのディヴェルティメント(試聴可能)
 アムステルダム・バロック管弦楽団による演奏を収録。
【おすすめ楽譜】
 モーツァルト: 3つのディヴェルティメント KV 136-138/ベーレンライター社新モーツァルト全集版中型スコア
 モーツァルト : ディヴェルティメント KV 136-138(バイオリン×2、ビオラ、チェロ)/ベーレンライター社演奏用パート譜セット

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by asapykadan | 2010-02-21 20:54 | 室内楽曲
 アントニオ・ヴィヴァルディ(Antonio Vivaldi, 1678-1741)はイタリア・ヴェネツィア出身で、バロック時代末期の作曲家です。生涯に500曲を超える協奏曲や52曲のオペラのほか、ソナタや宗教曲など、多岐に渡る作品を多数作りました。特に、バイオリン協奏曲集「四季」(2009年3月2日記事で“春”を紹介)の作曲者としてよく知られています。

c0191149_12422739.jpg 本日は、彼の作品のうち、フルート協奏曲・ニ長調 RV428「ゴシキヒワ」(Il Cardellino)をお送りします。全6曲のフルート協奏曲集(作品10、1728年頃に出版)の第3曲です。
 標題として付けられている「ゴシキヒワ」(=写真)は、ヨーロッパから北アフリカ・中央アジアにかけて生息する小鳥の名前です。澄んだ美しい声で鳴くことで知られるこの鳥の声を模倣して作られた、非常に放歌的な曲です。
 この曲は、元はフルート、ヴァイオリン、オーボエ、ファゴットだけの構成でしたが、後にフルート+弦楽合奏の形式に書き換えられています。全3楽章から成り、演奏時間は約9分です。

 映像は2003年、マグデブルグ・フィルハーモニー室内交響楽団による第1楽章の演奏です。冒頭の印象的な合奏の後、鳥の鳴き声を真似る独奏フルートが続きます。フルート独奏は、ドイツを拠点に活動中の古賀敦子さんです。

 

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【おすすめCD】
 ヴィヴァルディ:フルート協奏曲集(試聴可能)
 東京バッハ・モーツァルト・アンサンブルによる、ヴィヴァルディのフルート協奏曲集全6曲演奏を収録。フルート独奏は有田正広。
 イタリア(試聴可能)
 イタリアの古い邸宅で新イタリア合奏団とイタリア音楽を録音したアルバム。「ゴシキヒワ」など全10曲。フルート独奏は高木綾子。
【おすすめ楽譜】
 ヴィヴァルディ/フルート協奏曲 ニ長調 ''ごしきひわ'' Op.10-3(RV.428) JFC名曲シリーズ 065

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by asapykadan | 2009-10-04 13:32 | 室内楽曲
 「ブランデンブルク協奏曲」(Brandenburg Concertos)は、ドイツの大作曲家ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685-1750)が作曲した全6曲の合奏協奏曲です。1721年にブランデンブルク=シュヴェート辺境伯クリスチャン・ルートヴィヒに献呈されたため、このように呼ばれています。
 原題は「種々の楽器のための協奏曲」と言います。かなり長い期間にわたって作られた協奏曲のなかから6曲を選び、編成の大きなものから順に並べたものです。作曲された順番は、第6番→第3番→第1番→第2番→第4番→第5番と推定されています。

 2009年1月4日記事では第3番をご紹介しましたが、本日はそれと並んで人気の高い、第5番をお送りします。
 この曲は1719年頃、全6曲の中では最後に作曲されました。この時期バッハは新しいチェンバロを入手し、作曲の腕をふるいました。チェンバロ独奏部分が長く、実質的に音楽史上初のチェンバロ協奏曲として、後代のピアノ協奏曲の元となる画期的な作品となりました。

 映像は、第5番の全3楽章のうち、最も有名な第1楽章の演奏の模様です。独奏チェンバロが目覚ましい活躍をする他、弦楽合奏部分の華やかな旋律も印象的です。演奏はフライブルグ・バロック・オーケストラ。
 
 

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【おすすめCD】
 バッハ/ブランデンブルグ協奏曲<全曲>
 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス・バッハ管弦楽団による演奏。
 こどもクラシック大全集 音楽のおくりもの(試聴可能)
 ブランデンブルク協奏曲第5番第1楽章ほか、バッハの「メヌエット」、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」第1楽章など、有名クラシック曲の聴き所のみを36曲選りすぐって収録。お子様のみならずクラシック音楽の初心者も楽しめる2枚組CD。
【おすすめ楽譜】
 スコア バッハ ブランデンブルク協奏曲(全曲)第1-6番 BWV1046-1051 (Zen‐on score)

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by asapykadan | 2009-06-26 21:08 | 室内楽曲

カノン(パッヘルベル)

 「カノン」とは、複数の音域のパートが同じ旋律を異なる時点からそれぞれ開始して演奏する様式の曲のことです。全く同じ旋律を追うこともあれば、異なる音で始まるものもあります。また、リズムが2倍になったり、上下または左右(時間の前後)が逆になるものもあります。この様式はルネッサンス時代に頻繁に用いられましたが、18世紀以降は少なくなりました。

 最も有名なカノンの曲は、バロック期中頃のドイツの作曲家でオルガン奏者でもあったヨハン・パッヘルベル(Johann Pachelbel, 1653-1706)が1680年頃に作曲した作品です。「3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調」の第1曲で、3つのパートが全く同じ旋律を追唱し、それに伴奏が付けられています。
 この曲は、「パッヘルベルのカノン」の名で現在もなお広く親しまれています。パッヘルベルの作品のうち最も有名な、そして一般に知られている唯一の作品です。クラシック音楽の入門曲として取り上げられるほか、様々な場においてBGMとして使用されることも多く、誰でも一度は聴いたことのある曲でしょう。

 映像は、「Voices of Music」というグループによる、古楽器を用いた演奏の模様です。テンポがやや速めですが、落ち着きある音色のきっちりとした演奏です。

 

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【おすすめCD】
 パッヘルベルのカノン / オン・パレード
 CD1枚全てが「パッヘルベルのカノン」! 弦楽演奏や管楽器演奏、伝統的クラシック音楽もあればポピュラー音楽まで、とにかく様々な演奏者・編曲によるパッヘルベルのカノンを11曲収録。この曲が好きでたまらない人におすすめの1枚。
【おすすめ楽譜】
 NO.97 パッヘルベル カノン ニ長調
 スコア(総譜)。
 ピアノピースー448 パッヘルベルのカノン《楽譜》
 パッヘルベルのカノンをピアノで弾いてみたい人のための楽譜。初~中級者用に編曲されているので簡単に弾けます。

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by asapykadan | 2009-05-23 10:59 | 室内楽曲
 「G線上のアリア」は、ドイツの大作曲家ヨハン・セバスチャン・バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685-1750)の作品「管弦楽組曲第3番」のうちの「アリア」楽章です。ゆったりと伸びやかな曲で、穏やかで優雅な美しさに溢れています。BGM等でよく使われていますので、誰でも一度は聴いたことがあるでしょう。

 この「管弦楽組曲第3番(BWV1068)」は、1717年から1723年の間に作曲され、当時仕えていたケーテン侯に献上されたものです。この曲はバッハが生きていた時には評判にもなりませんでしたが、没後100年以上経って発掘され、広く演奏されるようになりました。
 
 「G線上のアリア」というのは愛称であり、バッハ自身が付けた題名ではありません。この愛称は、19世紀後半になってバイオリニストのアウグスト・ウィルヘルミが、ニ長調からハ長調に移調させると、この曲がバイオリンのG線(最も低い音を出す弦)のみで演奏可能なことに気づき、バイオリン独奏用にそのような編曲を施したことに由来します。
 現在、この曲は組曲中の他楽章から切り離されて単独の小曲として演奏されることが多いです。しかし原調のニ長調で演奏しているにもかかわらず、「G線上のアリア」の呼称が定着しています。

 映像は、アムステルダム・バロック管弦楽団(The Amsterdam Baroque Orchestra)による演奏の模様です。指揮者はオルガニストでもあるトン・コープマン(Ton Koopman)。

 

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【おすすめCD】
 パッヘルベルのカノン/バロック名曲集
 オルフェウス室内管弦楽団の演奏。「G線上のアリア」ほか、「水上の音楽」「主よ、人の望みの喜びよ」など、バロック時代の有名室内楽作品を収録。
【おすすめ楽譜】
 OGTー794 バッハ 序曲(管弦楽組曲) 第3番 BWV1068 (Barenreiter miniature scores)
 スコア(総譜)。
 弦楽ピースSJS001 J・S・バッハ:アリア 管弦楽組曲第3番ニ長調より―G線上のアリア―
 弦楽合奏用の楽譜。
 ピアノピースー455 アリア(G線上のアリア)
 ピアノ独奏用に編曲された楽譜。

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by asapykadan | 2009-04-20 21:52 | 室内楽曲
 ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven、1770-1827)は生涯に10曲のバイオリンソナタを作曲しました。本日はそのうち最も有名で人気のある、第5番ヘ長調Op.24をお送りします。
 この曲は1801年に書かれました。全4楽章から成り、幸福感に満ちた明るい曲想から、「春」という愛称で親しまれています。

 ベートーヴェン自身はバイオリンが下手だったので、自作のバイオリン曲を公開で弾く機会はほとんどありませんでした。バイオリンという楽器自体についてもピアノほどには通じていませんでした。そのため、彼のバイオリンソナタの旋律リズムはピアノが中心になっています。

 映像は、全4楽章のうちとりわけ親しみやすい第1楽章の演奏の録音です。バイオリンはユダヤ系ポーランド人でメキシコに帰化したヘンリク・シェリング(Henryk Szeryng, 1918-1988)、ピアノはポーランド出身で米国籍のアルトゥール・ルービンシュタイン(Arthur Rubinstein, 1887-1982)。

 

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【おすすめCD】
 ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第5番&第9番(試聴可能)
 ダヴィド・オイストラフ(バイオリン)&レフ・オボーリン(ピアノ)
【おすすめ楽譜】
 ベートーヴェン : バイオリン・ソナタ 第5番 へ長調 Op.24 「春 (スプリング)」/ヘンレ社原典版ピアノ伴奏付ソロ楽譜

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by asapykadan | 2009-04-13 21:19 | 室内楽曲
 本日は、J.S.バッハのフルートソナタ・ロ短調 BWV1030をお送りします。

 「音楽の父」バッハは、アンハルト=ケーテン侯国の宮廷楽長を務めた1717~23年の間、数多くの世俗音楽、特に器楽曲の分野で多様な作曲を行いました。この時期のバッハの室内楽作品は、主に様々なソロ楽器(特にバイオリン、チェロ、フルートを好んだようです)のソナタや組曲、またはそれらのソロに鍵盤楽器の伴奏が付いたものでした。
 ケーテンの宮廷を去ってライプチヒの聖トーマス教会音楽監督に就任してからは、バッハはほとんど室内楽作品を書いていません。しかしこの「フルートソナタ BWV1030」の最終稿はライプチヒにて書かれました。
 
 この曲は全3楽章から成り、ハープシコードの伴奏がついています。バッハの最高の室内楽作品であるのみならず、古今のあらゆるフルート曲の中でも最高峰とされる名曲中の名曲です。表面的には穏やかでありながら、底を流れる深い情熱が感じられます。

 映像は、ウィルベルト・ハーゼルゼット(Wilbert Hazelzet)による、フルートの代わりにリコーダーを用いた、第1楽章の演奏の録音です。

 

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【おすすめCD】
 バッハ:フルート・ソナタ全集(試聴可能)
 バルトルド・クイケンによる演奏のCD。
【おすすめ楽譜】
 SF-001 J.S.バッハ ソナタ ロ短調 BWV1030 (伴奏CDつきフル-ト音楽叢書)
 日本語版の楽譜。
 Johann Sebastian Bach - Flute Sonata in B Minor - Bwv 1030 - A Score for the Flute
 英語版の楽譜。

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by asapykadan | 2009-03-15 21:41 | 室内楽曲