歌劇「ウィリアム・テル」序曲(ロッシーニ)
ウィリアム・テルはスイス独立の英雄で、14世紀初頭に実在したとされる人物です。
当時ハプスブルク家の支配下にあったスイス中部の町ウーリにおいて、オーストリア人の代官が、中央広場にポールを立てて自身の帽子を掛け、その前を通る者は帽子に頭を下げてお辞儀するように強制しました。
しかしテルは帽子に頭を下げなかったため、逮捕され処罰されました。代官は、弓の名手であるテルが、自分の息子の頭の上にある林檎を見事に射抜く事ができれば自由の身にしてやると言いました。テルは矢を放ち、息子の頭の上の林檎を、一発で見事に射抜きました。
本日お送りするのはこのオペラの「序曲」で、日本でもおなじみのクラシック楽曲の1つです。以下の4つの部分が続けて演奏されるという独特な構成となっています。
第1部「夜明け」このうち、トランペット・ホルン・ティンパニのファンファーレで始まる終盤の第4部「スイス独立軍の行進」が大変有名で、現在でもテレビ番組などで頻繁に使われます。誰でも一度は耳にしたことがあるでしょう。
第2部「嵐」
第3部「牧歌」
第4部「スイス独立軍の行進」
映像は、演奏者は不明ですが、第4部の箇所の演奏の録音です。
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スコア ロッシーニ 「ウィリアムテル」序曲 (Zen‐on score)