ブログ番組「クラシック名曲アルバム」

meikyoku.exblog.jp

2009年元日開局。Youtubeにあるクラシック音楽の動画・録音を紹介。1日1曲、短くて聴きやすい名曲をお楽しみ下さい。

ブログトップ

歌劇「アルタセルセ」より“太陽は力失せ”(ハッセ)

 歌劇「アルタセルセ」(Artaserse)は、16世紀イタリアの詩人・劇作家であるメタスタージオが台本を書いたオペラ・セリア(16世紀に流行した、高貴で厳粛なイタリアオペラ)です。
《あらすじ》
 貴族アルタバーノはペルシャの王位を狙い、まず王セルセを殺害し、次いで王の息子アルタセルセを毒殺しようと試みる。しかしアルタバーノの息子アルバーチェは王に忠実であり、父の企みを阻止する。王セルセの娘マンダーネとアルバーチェ、そしてアルタバーノの娘ゼミーラとアルタセルセがそれぞれ最後に結ばれ、アルタバーノは追放される。

 この台本には、ヴィンチ、ハッセ、グルック、カール・ハインリヒ・グラウン、ガルッピ、ヨハン・クリスティアン・バッハら、イタリアやドイツの当代一流の作曲家たちが、1730~60年の間にそれぞれ曲をつけ、台本もしばしば書き換えられました。
 作曲者の一人であるハッセ(J.A.Hasse, 1699-1783)はドイツ人ですが、イタリアに渡って勉強し、作曲家として大成功した人です。

 本日お送りするのは、この歌劇にハッセが作曲した、アルタバーノが歌うアリア「太陽は力失せ」(Pallido il sole)です。
Pallido il sole, torbido il cielo,
pena minaccia, morte prepara,
tutto mi spira rimorso e orror.
 太陽は力失せ、空は曇り
 罪の意識が迫り、死をもちかけ
 すべてが私に後悔と恐怖の念を吹き込む。
Timor mi cinge di freddo gelo,
dolor mi rende la vita amara,
io stesso fremo contro il mio cor.
 不安が私を冷たい悪寒で包み
 悲嘆が私の命を耐え難いものにし
 私のこの身は胸中の思いに震えおののく

 映像は、ドイツのカウンターテナー、アンドレアス・ショル(Andreas Scholl)による歌唱の録音です。

 

※今日の曲が気に入ったら投票!願います。
【おすすめCD】
 オンブラ・マイ・フ/アンドレアス・ショル
 「太陽は力失せ」ほか、「オンブラ・マイ・フ」「オルフェオとエウリディーチェ」など、アンドレアス・ショルが歌ったオペラ・アリアを収録。

[PR]
by asapykadan | 2009-02-04 21:01 | オペラ・アリア