ブログ番組「クラシック名曲アルバム」

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2009年元日開局。Youtubeにあるクラシック音楽の動画・録音を紹介。1日1曲、短くて聴きやすい名曲をお楽しみ下さい。

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バイオリン協奏曲集「四季」より“春”~第1楽章(ヴィヴァルディ)

 「四季」(Le Quattro Stagioni、英:The Four Seasons)は、イタリアのバロック時代の作曲家アントニオ・ヴィヴァルディ(Antonio Vivaldi, 1678-1741)が1725年に発表した作品です。ただし「四季」とはヴィヴァルディ自身による命名ではなく、全12曲から成るバイオリン協奏曲集《和声と創意への試み》作品8のうち、第1曲から第4曲(順に「春」「夏」「秋」「冬」)に対する通称です。
 その名の通り、四季の情景や情感を表現した曲群です。「四季」の各曲はそれぞれ3つの楽章から成り、各楽章には作者不詳のソネット(14行からなる叙情詩)も付され、曲を鑑賞する手助けとなってくれます。
 なお、この曲は「バイオリン協奏曲」と言っても、後の絶対音楽形式としての協奏曲ではなく、「独奏バイオリンを伴う弦楽合奏」とでもいうべきものです(そのため、当ブログでは「協奏曲」でなく「室内楽曲」に分類します)。

 本日はこの曲群のうち最も有名な曲である、冒頭の「春」(La Primavera)の第1楽章をお送りします。この楽章には、以下のようなソネットが付されています。
Giunt'e' la Primavera e festosetti
La salutan gl'augei con lieto canto,
E i fonti allo Spirar de'zeffiretti 
con dolce mormorio Scorrono intanto; 
Vengon' coprendo l'aer di nero amanto
E Lampi, e tuoni ad annunziarla eletti
Indi tacendo questi, gl'Augelletti;
Tornan di nuovo al lor canoro incanto
 春がやってきた。小鳥たちは陽気にさえずり、
 そよ風の中で泉はこんこんと湧き出ずる。
 黒い雲が空を覆い、嵐がきた。雷鳴と稲妻が暴れまわる。
 嵐が静まると、また小鳥たちは楽しそうに歌い出す。

 映像は、東京フィルハーモニー交響楽団による演奏の録音です。ソロ・バイオリンは漆原朝子(うるしはら・あさこ、1966- )。

 

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by asapykadan | 2009-03-02 21:37 | 室内楽曲