ブログ番組「クラシック名曲アルバム」

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2009年元日開局。Youtubeにあるクラシック音楽の動画・録音を紹介。1日1曲、短くて聴きやすい名曲をお楽しみ下さい。

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交響詩「魔法使いの弟子」(デュカス)

 交響詩「魔法使いの弟子」(仏:L'apprenti sorcier, 英:The Sorcerer's Apprentice)は、フランスの作曲家ポール・デュカス(Paul Dukas, 1865-1935)の管弦楽作品です。
 パリ音楽院の作曲科教授だったデュカスは、完璧を求めるあまり、自らが佳作と認めない作品は生前にすべて破棄してしまいました。今も遺っているのはわずか13曲程しかありません。この曲はそのうちの1つで、1897年に初演され好評を博し、デュカスの出世作となりました。彼の最もよく知られた作品です。

 この曲は、ゲーテの詩「魔法使いの弟子(Der Zauberlehrling)」の仏語訳を原典としています。
 《詩の大意》
 老いた魔法使いが若い見習いに雑用を言い残し、自分の工房を旅立つところから物語が始まる。
 見習いは命じられた水汲みの仕事に飽きて、箒に魔法をかけて自分の仕事の身代わりをさせるが、見習いはまだ完全には魔法の訓練を受けていなかった。そのためやがて床一面は水浸しとなってしまうが、見習いは魔法を止める呪文が分からない。絶望のあまり、見習いは鉈で箒を2つに割るが、ばらばらになった箒の欠片がそれぞれ箒になって水汲みを続けたので、水かさはよりいっそう増してしまう。もはや洪水のような勢いに手のつけようが無くなったかに見えた瞬間、老師が戻ってきて、たちまちまじないをかけて急場を救い、弟子を叱り付ける。

 この曲はデュカスの死後、1940年にディズニーのアニメ映画「ファンタジア」の音楽に転用されてさらに有名になりました。ただし映画では、音楽監督だったストコフスキーによって、冒頭の弦楽器ピチカートがカットされるなどの若干の編曲がなされています。

 映像は、ウラディミール・アシュケナージ指揮による2007年の演奏の模様です。

 

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 天国と地獄~アンセルメ/フランス音楽コンサート
 「魔法使いの弟子」ほか、オッフェンバックの「天国と地獄」序曲など、フランスの有名管弦楽曲を収録。アンセルメ指揮、スイス・ロマンド管弦楽団。
 スコア デュカス/交響詩 魔法使いの弟子 (zen-on score)
 スコア(総譜)。

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by asapykadan | 2009-03-09 22:08 | 管弦楽曲