ブログ番組「クラシック名曲アルバム」

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2009年元日開局。Youtubeにあるクラシック音楽の動画・録音を紹介。1日1曲、短くて聴きやすい名曲をお楽しみ下さい。

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歌劇「リゴレット」より“女心の歌”(ヴェルディ)

 歌劇「リゴレット」(Rigoletto)は、イタリアの作曲家ジュゼッペ・ヴェルディ(Giuseppe Verdi, 1813-1901)が作曲したオペラです。1851年にヴェネチアにて、ヴェルディ自身の指揮により初演されました。ヴェルディ中期の傑作です。

 舞台は16世紀の北イタリアです。好色なマントヴァ公爵が、モンテローネ伯爵の娘をたぶらかしました。伯爵は激怒しますが、公爵に仕えるせむしの道化師リゴレットが伯爵を嘲笑します。伯爵は「いずれ悪業の報いを受けるぞ」と呪いの言葉を投げつけます。
 いつも人を嘲笑する役のリゴレットは、他の家臣たちからも恨まれていました。公爵の廷臣たちは、リゴレットが隠し育てていた一人娘ジルダを誘拐してきて公爵に献上します。激怒したリゴレットは、殺し屋に公爵の暗殺を依頼します。これを知ったジルダは自分が身代わりになることをとっさに決意し、凶刃を受けてしまいます。金と引換に死体を入れた袋を受け取ったリゴレットは、遠くから公爵の楽しげな歌声が聞こえ愕然。あわてて袋を開けてみると、そこにはなんと最愛の娘が・・・。 呪いが現実となり、彼は崩れ落ちたのでした。
 詳細なあらすじや登場人物はこちら

 このオペラの原作は、19世紀フランスの作家ヴィクトル・ユーゴーの戯曲『王は愉しむ』です。16世紀のフランス王フランソワ1世をモデルにした物語で、7月王政下の1832年に初演されました。しかし当時の特権階級の腐敗ぶりを批判する内容と受け止められ、たちまち上演禁止となりました。オーストリア帝国統治下のヴェネチアでも原作のままでは上演を許可されませんでした。ヴェルディはオペラ化にあたり、舞台をフランスからイタリアに、王を架空の貴族に置き換える等の改変を加えて、ようやく上演にこぎつけました。

 本日は、全3幕からなるこのオペラからアリア「女心の歌」(原題は“風に吹かれる羽根のように”、伊:La donna è mobile)をお送りします。第3幕において、自分を狙う刺客が経営する宿とも知らず、騎兵に姿を変えて訪れたマントヴァ公爵が歌う、非常に有名な歌です。
La donna è mobile
Qual piuma al vento,
Muta d'accento — e di pensiero.
Sempre un amabile,
Leggiadra viso,
In pianto o in riso, — è menzognera・・・。
 風に吹かれる羽根のように
 女は変わりやすいものだ
 言葉も思いもすぐに変えてしまう。
 いつも愛らしく
 愛嬌のあるあの顔で
 泣いたり笑ったりするのも
 みないつわりなのさ・・・。

 映像は、世界三大テノールのドミンゴ(Domingo)、カレーラス(Carreras)、パヴァロッティ(Pavarotti)が共演したものです。

 

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by asapykadan | 2009-03-28 20:09 | オペラ・アリア