ブログ番組「クラシック名曲アルバム」

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2009年元日開局。Youtubeにあるクラシック音楽の動画・録音を紹介。1日1曲、短くて聴きやすい名曲をお楽しみ下さい。

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劇音楽「エグモント」序曲(ベートーヴェン)

 「エグモント」(Egmont)作品84は、ドイツの文豪ゲーテの戯曲「エグモント」(1788年作)に付された劇付随音楽です。1810年にウィーンのブルグ劇場で、作曲者ベートーヴェン自身の指揮で初演されました。ただし、本日お送りする「序曲」はこの初演には間に合わず、4回目の公演から付されました。

 戯曲「エグモント」は、16世紀のフランドルの軍人エフモント(エグモント)伯ラモラルの物語と英雄的行為を描いたものです。ベートーヴェンはこの曲において、圧政に対して叛旗を翻したことで死刑に処せられたエグモント伯の犠牲的精神と英雄的高揚を表現しました。初演後、この楽曲は大変高い評価を受けました。ゲーテ本人も「ベートーヴェンは明らかな天才である」と述べ、曲の出来に大変満足しました。

 この楽曲はソプラノ独唱を伴う曲を含む全10曲から成りますが、現在では劇が上演されることはほとんどなく、専らオーケストラによってこの「序曲」のみが単独で演奏されています。この序曲は非常に力強く、この2年前に作曲された「交響曲第5番“運命”」と作曲様式などがよく似ています。

 映像は1950年のもので、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏です。指揮者は、ルーマニア生まれでドイツで活躍したセルジュ・チェリビダッケ(Sergiu Celibidache、1912-1996)。古い録音なので音が少し悪いですが、非常に歯切れの良いテンポの演奏です。

  

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 スコア ベートーベン 「エグモント」序曲 作品84 (Zen‐on score)
 「エグモント」序曲のスコア(総譜)。

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by asapykadan | 2009-04-27 21:43 | 管弦楽曲