歌劇「フィガロの結婚」序曲(モーツァルト)
台本はフランスの劇作家ボーマルシェの同名の戯曲を基にしています。原作の戯曲は、17世紀中頃のスペインのセビリャを舞台とし、貴族に仕える家臣フィガロの結婚式をめぐる事件を描いています。封建貴族を痛烈に批判しているため、度々上演禁止となったいわく付きの作品です。
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モーツァルトがオペラ化したこの作品は、ウィーンのブルク劇場で1786年に初演されました。原作の貴族批判は概ね薄められているとはいえ危険視する向きもあり、ウィーンでは期待したほど人気を得られませんでした。しかし当時オーストリア領だったボヘミア(現在のチェコ)の首都プラハの歌劇場では大ヒットしました。
本日お送りするのは、この歌劇の序曲です。流れるような華麗な曲調で、モーツァルト作の序曲の中でも最も人気があります。コンサートでは単独で演奏されることも多い名曲です。
映像は、ジョン・エリオット・ガーディナー(Sir John Eliot Gardiner, 1943-)の指揮で、イギリス・バロック管弦楽団(English Baroque Soloists)が演奏したものです。
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