ブログ番組「クラシック名曲アルバム」

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2009年元日開局。Youtubeにあるクラシック音楽の動画・録音を紹介。1日1曲、短くて聴きやすい名曲をお楽しみ下さい。

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ピアノ協奏曲~第1楽章(グリーグ)

 エドヴァルド・グリーグ(Edvard Grieg、1843-1907)はノルウェーの国民楽派の作曲家です。ノルウェーの民族音楽から着想を得て、組曲「ペール・ギュント」など、日本でもよく知られている名曲を数多く作曲しました。

 本日お送りするのは、ピアノ協奏曲イ短調(作品16)です。1868年、25歳の時に作曲した、グリーグ唯一の協奏曲です。数あるピアノ協奏曲の中でも非常に人気が高く、またグリーグの代表的な曲でもあります。
 全3楽章から成り、演奏時間は約30分です。
 有名な箇所は第1楽章冒頭の、ティンパニのクレッシェンド(<)に導かれて登場するピアノの流れ落ちるようなフレーズです。これは、フィヨルドの注ぐ滝の流れを表現したものとされていますが、「悲劇の始まり」をイメージさせるBGMとして、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」の冒頭などと共にテレビ等で頻繁に使われます。「運命」ほど有名ではないものの、どこかで一度は聴いたことがあるでしょう。

 グリーグのこのピアノ協奏曲は、ドイツの作曲家ロベルト・シューマン(Robert Schumann, 1810-1856)のピアノ協奏曲と比較されることが多く、CD等でもよく同じ盤に収められています。両者とも同じイ短調で書かれ、始まりの部分や作風がよく似ているためです。実際グリーグは、シューマンのピアノ協奏曲を1858年にシューマンの妻クララの演奏で聴き、それに大きく影響を受けています。

 映像は2011年、アイスランド人の若手ピアニスト、ヴィキンガー・ヘイダー・オラフソンによる独奏、アイスランド交響楽団による管弦楽、ウラディーミル・アシュケナージの指揮による、第1楽章の演奏の録画です。

 

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【おすすめCD】
 グリーグ&シューマン:ピアノ協奏曲(試聴可能)
 スヴャトスラフ・リヒテルによる、グリーグとシューマンのピアノ協奏曲を全楽章収録。雄大で迫力のある演奏。
 グリーグ:作品集(試聴可能)
 組曲「ペール・ギュント」、ピアノ協奏曲、ノルウェー舞曲など、グリーグの管弦楽有名作品を収録。ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏。
 バラード・フォー・グリーグ(試聴可能)
 レイフ・オヴェ・アンスネスによる、グリーグの有名ピアノ作品演奏を収録。「ピアノ協奏曲」「抒情小品集」など。
【おすすめ楽譜】
 スコア グリーク ピアノ協奏曲 イ短調 作品16 (Zen‐on score)
 グリーグ「ピアノ協奏曲」の総譜(スコア)。諸井三郎解説。
 グリーグ ピアノ協奏曲 イ短調 解説付
 ピアノ独奏用楽譜。

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by asapykadan | 2009-07-15 13:57 | 協奏曲